かわばた園のお茶のこと

かわばた園には目指すお茶の姿があります。

①化学肥料を使用しない 有機肥料のみでの栽培

②土壌分析・肥料設計

③浅蒸しでのお茶づくり

シングルオリジン・自園自製での一貫製造


お茶はそれ単体でも美味しいものですが、やはり食事と一緒にお楽しみいただくとより美味しく感じられるのではないかと思います。

美味しい食事の最中に飲むお茶は、料理の味を邪魔することなくすっきりとした味にしたい。

食事の後には料理の余韻を感じながらも、お茶の旨味を感じられるものにしたい。

かわばた園ではすっきりとした飲み口と旨味のあるお茶を目指し、お茶の栽培と加工にこだわりを持って取り組んでおります。

お茶を楽しむ場面が様々あるなかで、美味しい食事という楽しい時間にかわばた園のお茶を選んでいただければこれほど嬉しいことはありません。

○栽培へのこだわり

①化学肥料を使用しない 有機肥料のみでの栽培

かわばた園では父が祖父から農業引き継いだ1973年から化学肥料を使用せず、菜種の搾り粕を中心とした有機肥料のみで栽培をしております。

お茶は成長した葉の部分を収穫するため、生育にはたくさんの栄養分(特に窒素)を必要とします。

農林水産省によれば茶園における窒素施肥量は明治から昭和の初めにかけておよそ年間10kg/10a程度でした。

また、昭和30年当時、東海近畿農業試験場茶業部では施肥量として28kg/10aが基準とされていました。

その後、施肥量は茶のうまみを追求するあまり40年代後半以降急速に増加を始め、50年代には120kg/10aに達しています。

そしてこのような窒素肥料の多量施用は、若干の減少はあるものの今日まで続いてきました。

この施肥基準に従い肥料を投入した結果発生したのが、土壌の深刻な酸性化(土壌汚染)です。

お茶は従来酸性の土壌を好む植物ですが、大量の窒素投入の結果、phが3.5ほどになってしまい茶樹以外の植物が育たないような土壌となってしまいました。

こうした土壌が河川などに流れれば、今度は水質汚染が発生します。

このようにお茶の収量や甘味を追求した結果、自分たちの住む環境を自分たちの手で壊してしまうことになってしまいました。

②土壌分析・施肥設計

理想のお茶の味を実現するため、また過度な環境負荷の増加を避けるため、外部の検査機関に土壌分析を依頼し、それに基づく施肥設計を行っています。

一般的にお茶は土壌中の窒素の比率が炭素に比べ高い(C/N比率 高)と甘味のあるお茶になり、窒素の比率が低くなる(C/N比率 低)と旨味のあるお茶になります。

前述のように、過去お茶の生産地では窒素過多による土壌汚染を引き起こしてしまった経緯があります。かわばた園では土壌分析に基づき、環境に高い負荷をかけないように施肥を行い、元気なお茶を栽培することを目指しております。

○加工へのこだわり

①浅蒸しでのお茶づくり

お茶を蒸す工程では大きく分けて“浅蒸し”と“深蒸し”の2つがあり、浅蒸しで製造されたお茶はすっきりとした清涼感があり、深蒸しで製造されたお茶は旨味と甘味が強いお茶になります。

どちらの製法も良さがあり、どちらが優れているということはありません。お茶は嗜好品でもあるため、お好みの味を見つけて頂ければと思います。

かわばた園の目指すお茶は冒頭述べたように、すっきりとした飲み口を目指しているため、かわばた園では全てのお茶を“浅蒸し”という製法で製造しております。

②シングルオリジン・自園自製での一貫製造

かわばた園では茶園の管理から加工、袋詰め、出荷までの全ての工程を管理し、他の茶園で栽培されたお茶の加工や合組(ブレンド)を行いません。

弊園のある清水の山間部でしか採れないのお茶の味を皆様に楽しんで頂きたいのです。

ワインやコーヒーなどの他の嗜好品の生産者の方々は「最高級のものはごく一部の畑でしか採れない」というように栽培する農場に並々ならぬこだわりを持ち、その地域の味(テロワール)を非常に大切にしています。

また、お茶の製造工程は蒸すことから始まり、揉む、乾燥させるといった工程を同じラインで連続して行います。

そのため、別々の茶園で栽培された茶葉を完全に分別して管理するためには工程の前後で清掃を行う必要があり、製造効率が極めて悪くなり現実的ではありません。

自園以外で栽培された茶葉については、生育状況や肥料等の使用履歴は書面上の記録でしか確認できず、どうしても細かな情報を知ることができません。

お茶の製造の最初から最後まで責任を持って管理し、かわばた園のテロワールを楽しんでいただくためにシングルオリジンでの一貫製造にこだわっています。

このようなこだわりを持ってできたお茶がかわばた園のお茶です。

是非一度弊園のお茶を飲んでみてください。美味しい食事がより良いものになるかもしれません。

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